お店に着くと、ドアマンの人がドアを開けてくれて案内してくれる。一番奥のテーブル。外観の建物がすごく綺麗で、テーブルに着くとお皿がものすごくメルヘンチック!
まずは乾杯のシャンパーニュ!
そして左はシュー生地のグジェール。右はビシソワーズ的なものだった気がする。そしてさらにバゲット。
担当の人が来てメニューをフランス語にするか英語にするか聞かれたので、だーりんは英語、私はフランス語にした。そして、私は英語が少し、彼女はフランス語が少し話せますと言っておいてくれた。
とりあえずコース(MENU)を選ぶ。150€、198€、240€のコースがあって、240€のMENUに例の大統領に捧げたトリュフスープがあるのだが、このコースはメニューが結構決まっていてあまり選べない感じだった。(ouがないから)2人とも食べれないものが多いので、198€のMENU BOURGEOISにした。
さてここからメニューと格闘!!電子辞書に載ってないものも・・・まず1品目はオマール海老か薄切り牛と鴨のフォアグラの2種類しかないので、私は海老、だーりんは海老があまり好きじゃないのでその牛とフォアグラで。
このオマール海老が絶品で、完食!!めちゃ美味しい〜(*^^*)そして、だーりんはフォアグラもそんなにたくさん食べれないので、フォアグラを手伝った。確かに前菜はもうちょっとあっさりしたものがいいよね。でもフォアグラもものすごく美味しかった!
ワインはラドワの白にして、だーりんはサンセールの白を選んだ。
そして2品目は、魚か帆立だったので魚の一択。この魚も辞書ひいてもヒメジ科魚類としか出てこない。でもあとでわかったけどこれは、【ルージェ(ヒメジ類の白身魚)のポワレ ジャガイモのクルスティヤンをうろこに見立てて】 という、スペシャリテのお料理だった。このお魚も表面がパリパリとして激ウマ!しかし、この辺りから結構お腹がいっぱいになってくる。
さらに、パイ?中にうなぎだか魚だかがちょっと入っている。甘くないパイだった。これはメニューに載っていない。サクサクしておいしいけど後のことを考えると食べない方がよかった。
そしてボジョレーのぶどうのシャーベット。リヨンはボジョレーと近いからね〜なるほど♪
そしていよいよメイン!これもメニュー決めるときに困った。1つは2人で注文しないとだめなもの、1つはハト、1つはノウサギ(笑)うーん、どちらもあまり食べたくない。いや、ほんとはリヨンはジビエ料理の有名なところで、野のものが一番いいってのもわかってるけど、公園にいてるハトや小学校にいてたうさぎを思い出すとどうも食べる気がしない。
スタッフさんに「鶏や牛はありませんか?」と聞いてみた。すると150€のコースの方にあり、「こちらから選んでもいいよ」とのことだった。うーん、ひょっとしてメインの内容で値段が違うなら150€でもよかったのかも(^^;
そして結局私は牛フィレのロッシーニ、だーりんはブレス鶏をチョイス。でも、どちらもスペシャリテだし、ブレス鶏はリヨンの名物料理なのでよかったと思う!ロッシーニも美味しかったし・・・ただ、メインは半分も食べれなかった。全体的に多すぎる(>_<)
ただ、こんなに食べれないならウサギとかハトにしてちょっとだけ食べるのもアリだったかも・・・。お皿にうさぎとハトの絵書いてあるし(笑)
左はお肉の時に注文したグラスワインの赤。サンテミリオンのグランクリュ。メルローなのでお肉にも合うし、美味し〜♪
そしてチーズ!あ、まだチーズがあった。もう入らない。おまけにリシャールのチーズ。今日の昼、ポールポキューズの中央市場で買ったとこ(笑)そこで仕入れてるはずなので当然と言えば当然やけど(^^;
シェーブルとエポワスを選び、「un peu」(少し)を何回も言ったけど、やっぱりこれくらいの量はあるのかあ・・・一口ずつでよかったけど。いや美味しいのは美味しい!ほんとに、でも食べれない。口に合わないわけじゃないから残すのが申し訳ない。
そしてキャンドルの灯ったプティケーキがきて、ドアマンの人が手回しオルガンを奏でてくれて、みなさんに御祝いしてもらった(*^^*)ケーキの写真撮るの忘れた。
そしてそのケーキが切り分けられアイスと共に再登場!美味しかったしこれはまあ別腹なのでなんとか食べれた。
ところがまさかのまさか、次から次へとデザートのワゴンがやってきて、お好きなものをどうぞ!と(笑)いやいやいや、もう何も食べれません。目の前にある小菓子たちはお持ち帰りにしてもらった。
どれもこれも美味しそうなのに、残念・・・。そして昼間食べた大統領ケーキまである!!うーん、よく考えれば当たり前なのだが、ここで食べれたか・・・。思わずテーブルの担当の人に「今日の昼、これ食べました(*^^*)」と言ったら嬉しそうに「いいね!美味しかった?」と言ってました。
この担当の人がまたとても楽しい人で、あたしの下手なフランス語を一生懸命聴き取ってくれて、銀座のポール・ボキューズに行った話もしたりした。そして、お皿を置くときも必ず「Bon appétit!」だったので、あ、こんな三ツ星レストランでも気さくにボナペティなんや〜とちょっと感動した(笑)
ところでこの大統領ケーキ、大統領の晩餐会でポール・ボキューズが料理を担当し、ベルナションがお菓子を担当し、その時考案したのがこのケーキなので大統領ケーキという名前になっている。そして、ベルナションの息子とポール・ボキューズの娘が結婚して、その子供が今のベルナションの3代め。
ベルナションとポール・ボキューズがおじいちゃんってすごすぎ!
ということで、デザートはフルーツだけにした。美味しそうなケーキ色々あったけど、フルーツなら入りそうだったので。そして、エスプレッソ。ミルクをたっぷり入れた。
あ、そーいえば途中でポール・ボキューズのマダムが挨拶に来られた。私たちのテーブルは一番奥で、上品なおばあさんが「Bon Soir!」と言ってきたので、トイレに行ってたお客さんで日本人好きな愛想のいい人かなと思ってたら、他のテーブルにも挨拶に行かれた。それで後からマダムだったな〜と。たぶん日本人だし、フランス語喋れないと思って挨拶だけだったのかも・・・。最近はポール・ボキューズさんにお店で会えないことが多いみたい。
そしてなんとディナーが終わると11時半だった。ひえ〜っ(^^;タクシーを呼んでもらい、帰る時になんと新しいメニューを1枚もらった!ただ、そのメニューは240€のメニューしか載っていない外側の部分だったので、メニューの写真も撮っといてよかった!
そしてまたまたドアマンの人が、玄関のところでたくさんたくさん写真を撮ってくれた。縦、横、全身、上半身など、10枚くらい撮ってくれたと思う。ポール・ボキューズって何かと話題作りが上手な人で面白いことを考えたり、驚かせたりするのが好きなユーモアたっぷりの人だと何かで読んだことがある。
お店の人も、みなさんとても楽しまれる感じがして、わくわくするようなサービスや次から次へと出てくるお料理は、一種のテーマパーク。ポール・ボキューズランドにきているような気分だった。
2013年の結婚記念日ディナーは最高のものになった★ |